宅配便の再配達が配送業者の負担になっているといわれています。
近年のネット通販販売の増加と、人手不足によって当然の結果です。

でも、無駄な再配達が増えている理由は、配送業者側の方法にも原因があります。

具体的には、

荷物がいつ配達されるのか不明
1回目の配達からメールで配達時間を知らせてくれる業者もありますが、無連絡で平日の昼間に来る業者も存在します。これでは日中働いている単身者などは不在なのも無理はありません。
運よく、自宅にいたとしても、アポなしで呼び鈴を押しても、変な勧誘と思われてやたらに出てくれないことが多く、結局不在票を入れることになります。

配達時間を守らない(守れない)
不在票が入ってから2回目の配達ですが、中には指定した時間を守らない業者がいます。業者自体の方針としては時間を守るように指導しているとしても、個々の配達員の都合で時間外に再配達しようとする人がいるのです。たぶん別の配達でたまたま通りかかったから、とりあえずいればラッキーということで呼び鈴を押しているのでしょうが、約束の時間外に呼び鈴を押したところで高確率で配達不可になるのがオチです。

呼び鈴を押して10秒で反応がないと帰ってしまう
配達に追われて、呼び鈴を押して待つことができないので、お客が在宅なのに不在扱いとなってしまうことがあります。不在なら不在でさっさと次の仕事をこなして早く家に帰りたいというのはわかりますが、10秒で帰られたら、約束した時間帯(2~3時間)にトイレにいくことすらままなりません。

連絡しない(できない)
配達員に電話代を支給していないために、再配達の手続きで客の電話番号を記入させる割には電話をしてこない配達員さんがいます。
自腹で電話するなんて配達員さんからしたらばかばかしいので、電話しないで不在票を入れるはめになるのは無理からぬことです。

まとめ
再配達が減らないのは、客側のマナーに起因するところももちろん多いです。
しかし、上述のように業者側で改善できることもまだあります。
配達員さんが効率よく荷物を配達できるシステムを導入することで確実に無駄を省くことができるのですが、そのためには業者の上の立場の運営判断が必要です。
一部では、再配達を追加料金として課金すべきという意見がありますが、これは業者側の過失を完全に排除したうえでないと難しい側面があるでしょう。