日本のサラリーマンは本当に仕事熱心で勤勉です。会社への忠誠心も、まだまだ高い。
先日の台風で、交通機関が運休とアナウンスしているにもかかわらず、通勤するサラリーマンが改札に殺到して混乱したニュースは記憶に新しいところです。

台風の日くらい有給をとればいいのでは?
というネット上の意見には賛同しますが、実際それは多くのサラリーマンにとって難しいことでしょう。

制度的に難しいのではなくて心理的に難しいのです。

会社の仕事を本業とし、その本業だけに力を入れている人からすれば、会社を休むことに罪悪案を感じます。焦りといった気持ちもあるでしょう。

自分だけ休んだら、評価に影響があるのではないか?
ということです。

一方、
平然と会社を休める人も、一部ですが存在しています。

それは、
副業で稼いでいる人
です。

副業で稼いでいる人は、会社内で出世することには関心がないかあきらめているので、制度的に認められている有給を可能な限り消化しようとします。

制度的に休めるかを考慮するのと同時に、雇用契約を履行しているかどうかを重視します。
台風で交通機関がマヒし、それでも出社しないことが雇用契約上の重大な違反になるかを検討して行動するでしょう。これが副業で稼いでいる人の行動傾向です。

しかし実際には、かなりハードルの高いことだと思っています。

どんな立場の人であれ、会社勤めだけで生活費を稼いでいると、会社からの評価を気にせずにはいられないのが普通です。

なので、現実的には会社の命令・・・明文化されているルールと明文化されてない裏のルールも含めて従うしかないと判断する場合は、できるだけ形式的に従う行動をとることをお勧めします。

つまり、今回の台風のことを例にすると、この場合は一応は出社する努力はするということです。

改札までいって、入場制限されていたら(知ってたとしても)、その状況を会社に連絡して
今こういう状況なので、どこそこで待機しています
と報告します。

もしくは、
別の交通機関での移動を検討します
などと連絡相談します。

まともな会社であれば、
遅れてもいいから出社してください
とか、

今日は自宅待機してください
などの業務連絡がくるはずです。

そもそもちゃんとした会社は、こうした災害時のための連絡網を用意し、行動指針を事前にさだめているものです。

それが、
何やっとんじゃ!今すぐこい
みたいな反応をする会社だったら、ブラックだと自ら宣言しているのに等しいので、この際転職を検討したほうがいいかもしれません。
もっとまともな会社は他にもありますので。

まとめ
本気で複業をしている人は有給をとれます。
むしろ今回のよう台風災害ですらチャンスだとすら思うことでしょう。