資格ビジネスは不況になればなるほど盛況になるものです。

なかでも、中小企業診断士はビジネスマンからフリーターまで幅広い人々から人気がある資格となっています。

資格制度も他の資格と比べてユニークなものとなっていて、受験資格はなく、だれでもチャレンジできる資格となっています。

中小企業診断士は、経営コンサルタント唯一の国家資格で、特に独占業務はないのですが、かっこいいイメージがあって人気です。

資格勉強は、大変だ大変だと言いながらも、多くの日本人にとっては楽しいものですので、資格勉強を消費するというつもりならば、中小企業診断士を目指すのは十分ありだと思っています。

資格試験の勉強って趣味のように楽しいものなんてすよ。

実際のビジネスとは隔離されたところで、資格という明確な目標を見据えて、努力すれば到達できる爽快感があることですので、実にやりがいがあるものです。

国家試験に合格した瞬間って最高にテンションがあがります。

でも、副業やビジネスの実務では、資格試験のような努力評価システムはあまりなくて、やってみないとわからないあいまいな世界です。

なので、多くの人が資格試験をめざすものの、実際に資格を活かした独立開業をせず、企業内診断士にとどまっています。

企業内診断士というのは、ようは、資格はあるが会社勤めをしているだけの状態のことです。

金融業界に勤務している人の中には、診断士を目指す人が多いのですが、資格を取っても独立しない人もまた多いのというのが実情です。

この気持ちはよくわかります。
安定している方を選ぶほうが楽だからです。

ただし、安定した立場を確保しつつ、中小企業診断士資格を活かす方法はあります。

それは、副業で当該資格講座の講師になることです。

私の好きなYouTube動画で「ほらっちチャンネル」というのがあります。

このチャンネルの講師が中小企業診断士の「ほらっちさん」です。

ほらっちさんの話し方が面白くて、つい動画を見てしまうのですが、こういう資格の活かし方もあるのだと思いました。

業務独占がなくても、講師になって情報発信すれば、それはビジネスになる可能性はあるということです。

面白い人物だと認知してもらえば、YouTubeで再生回数や登録者数を得られますし、そこから広告収益を得ることもできます。
面白い人物だと思ってもらうことが重要ですよ。

なので、資格取得の勉強がビジネスに役立たないというのは一概にはいえませんし、要はその人次第で資格を活かす方法はあるということになります。


中小企業診断士 2019年度版 みんなが欲しかった!中小企業診断士の教科書(上) [ TAC中小企業診断士講座 ]