イケダハヤトさんが言っているブログオワコン説は、よく注意して解釈したほうがいいです。
イケハヤさんが言っていることの趣旨は、
「今後もブログで月何百万も稼ぐのは無理がある」
ということです。
もう少し低い金額であれば、個人ブログでもまだ稼ぐことは可能だし、今後も稼ぐことは可能と述べています。
それをわかりやすく「ブログはオワコン」という一言に集約して言っている訳です。「NHKをぶっ壊す」という言葉と似ています。
細かいことはさておき、一言で分かりやすく伝えることでキャッチーな表現となり、人々に流布される。結果として炎上案件になる。炎上マーケティングですね。
さて、このブログオワコン説ですが、5Gなどインターネットの技術が激変するという構造的な問題があったとしても、ブログは機能的にオワコンしにくいです。
ブログは文章(文字情報)がメインのメディアだからです。
人が何か調べものをするときに、動画の情報と文章の情報があったとしてどちらを選ぶでしょうか?
私だったら文章を選択します。
理由は早く情報が得られるからです。
動画の場合は、最初に凝ったタイトルがあって、話者のあいさつがあって、やっと本題に入ります。
もちろん即本題から入る動画もありますが、広告を付ける関係で尺を長くする傾向があるので話が長くなりがちです。
結果、早送りをしながら必要な情報がどこにあるか探す作業が必要になってしまうことが多い。
逆に、文章の場合は一覧性が高いので、必要な情報を取り出しやすい。
もちろん冗長な読みにくい文章もありますが、そういう文章はすぐに離脱されます。
ちなみに小技ですが、Windowsの場合、ctrlキー(コントロールキー)を押しながらFキーを押すと、検索小窓が表示されてページ内のキーワードを検索することが可能です。
有益なブログでいっぱい文字があって、そこから必要なキーワードを効率よく拾いたいのであれば、この小技を使えばすぐに必要な情報にたどり着けます。
今後は動画においても、似たような機能が追加され、動画での情報収集が最適化されるでしょうが、文字と動画と音声とセットで作られるような形になるでしょう。要はプレゼンのような形です。動画での情報収集においても、文字情報は結局必要になるということです。
ブログが稼げるかどうかでいえば、稼ぎにくくなることはあるかもしれません。また、ブログがオワコンかどうかについては、単に情報収集の利便性だけでは語れない要素もあるでしょう。
しかし、そうしたことを踏まえたとしてもなお、ブログがなくなることはありません。