となりの億万長者は、1997年から刊行されている、地味に売れている書籍です。
昔、読んだことを思い出しましたが、最近また買いなおして読んでみた次第です。
やはり、売れている本は内容が充実している。

内容としてはタイトルのごとく、億万長者の実態を紹介した本です。
本書の内容を一読することで、億万長者の実態を理解し、自らの生活の参考にすることが期待できます。

あなたは、億万長者と聞いて、どんな生活をしているかイメージしたことがありますか?

おそらく、豪邸に住んで、豪華な食事がテーブルに並んで、高級車を乗り回し、プライベートジェットを所有するような印象を持っている人が多いでしょう。映画やドラマに出てくるようなお金持ちのイメージですね。

私自身も億万長者というと、王様のような生活をしているイメージをもっていました。
でも、実際は逆だというのがこの本の趣旨です。

億万長者の実態としては、

  • 収入よりはるかに低い生活費で暮らしている
  • 高級住宅街に住んでいることは少ない
  • 投資や資産運用に手間暇をかけている
  • 購入するものに対して、お金に見合う価値があるかどうかに細かい
  • 億万長者の配偶者は、さらに輪をかけた倹約家
  • 世間体や見栄よりも、お金に困らない生活を重視している

ということが書かれています。

これが、となりの億万長者の特徴です。テレビやドラマに出てくるお金持ちとは真逆ですね。
一言でいうと、ケチではなく倹約家だということ。

どんなにお金が入ろうとも不要なものにはムダ金を使わない。
逆に、お金がお金を作り出すような投資であれば、時間をかけて調べ、積極的に投資する。ビジネスチャンスをつかむのがうまい。

こういう姿勢が億万長者を生み出すということです。
全く同意なことばかりでした。

投資の重要性が説かれているのは、金持ち父さんシリーズと同じですが、少し違うのは攻撃よりも防御が大事だという主張です。

つまりお金をたくさん稼ぐことよりも、蓄財能力が重視されている点です。これがこの本の特徴となっています。

高額所得者×浪費家 VS 低賃金労働者×鉄壁の倹約家
どちらが億万長者に近いか?

答えは明白で、低賃金で倹約家の方です。
どんなに所得が高くても、浪費をすることでお金は泡のように消えていきます。

海外スター選手が莫大な年俸をもらっても破産している人が多いというのは、何となくニュースで知っていることではないでしょうか?これは、生活水準を上げてしまうのと、お金のことを勉強しないのが原因です。そもそも所得が高いということは税金も高くなることも大きい要因。

まとめ
私も含めて、多くの人はまだ億万長者ではありません。
しかし倹約の姿勢を学ぶことは今からでもできます。
本当に必要なものにお金と時間とエネルギーを集中させる行為は、続けていると楽しくなってくること請け合いです。

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