人それぞれ性格があって、最初に株を購入するまでに、ほとんど準備なしに買ってしまう人もいれば、私のように慎重な性格の人もいます。
もちろん、どちらでも自由なのですが、最初の投資から損失を出さない確率を上げるために、私はまずに準備をしてから株の購入をすることをお勧めしています。
準備とは、株の勉強のことです。
準備だけで終わってしまってはだめですが、少なくとも
決算書が読めるようになってから少しずつ買い増していくのがマルです。
この前の土曜日、外回りの仕事だったのですが、通勤電車の中で「金持ち父さんの投資ガイド入門編」を改めて読みました。
本に書いてあったことで印象に残ったのは、
まずは投資教育に時間を投資しましょう
という教えです。
金持ち父さんシリーズでよく書かれている「ファイナンシャルリテラシー」を高めようという教えです。
金持ちの使う言葉を覚えることが大切だとも書かれています。
投資が安全か危険かの分かれめは、まさにこのリテラシーにかかっています。
例えば、
- 自動車の運転を知らない人がハンドルを握れば危険
- 安全運転を知る人がハンドルを握れば安全
というのは納得できますよね。
これは、投資の安全性についても同様のことがいえます。
なので、株を買う前に、まずは投資の勉強から始めるという訳です。
何から勉強したらいいか分からない人は、決算書の読み方から始めるのがお勧めです。
勉強方法は、いたってシンプルです。
高額塾に入ったり、情報商材を購入する必要はありません。
本屋さんに売っているような決算書の入門書を読む
これでいいんです。
あなたが分かりやすいと思う本を選んでください。
決算書の書籍はたくさん出版されているので、何冊かは気に入ったのが見つかるかと思います。
ただし、
「繰り返し、脳に知識が染み込むまで読む」ということに留意してください。
できれば、EDINET(決算書が閲覧できるサイト)で実際の決算書を見ながら、同時並行で入門書を読むと、さらに効果的に学習できます。
決算書の勉強は、最初は数字が羅列してあるだけに思えてしまい、とても退屈に感じるかもししれません。
ところが、目が数字に慣れてくると、さまざまな企業の特徴であったり、成長のドラマが感じられて、次第に決算書をみるのが面白くなってくること請け合いです。
日常生活の中で、あなたが、ひいきにしている商品や、お気に入りのサービスってありますよね。
手始めにそういう、あなた自身が関心のある企業の決算書を眺めることからはじめるのです。
あなたが勤めている会社や、過去に勤めていた会社、学生時代にバイトした会社などで、上場企業があれば、その企業の決算書を見ても面白いでしょう。
もしくは、あなたが勤めてみたいと思うような企業を選んでもいいです。
ちなみに、私の場合、決算書の中でも、財務3表といわれる、貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書の読み方を重点的に学んでいました。
時間は限られているので、選択と集中が大切だと思ったのです。
勉強を進めながら、企業の営業利益であったり、成長性であったりを、あれこれ考えながら、決算書が読めるようになっていきます。
まだ、投資で稼げてもいないのに、決算書をの読み方を勉強するのは時に辛いことがあります。
そんなときは、心の師匠のような存在を、何人か決めてみるのも長続きのコツです。
師匠といっても、実際に弟子入りするとかではなくて、あなたが一方的に師匠と思うだけでいいですよというお話しです。
故人でもいいし、会ったことがない人でもいいのです。著作を読んだだけとかですね・・・・
ただし、師匠ですから、投資のことについて、あなたよりも秀でていると認められる部分があるという要素は必要です。
私の場合、心の師匠は、ロバート・キヨサキさんであり、金持ち父さんです。
他にも、何人か、凄いと認める心の師匠がいます。
バフェットさんもその一人です。
師匠がたくさんいるので、その人に関連した本や情報、言葉にたくさん触れることで、希望をもって投資の勉強を続けることができます。
先に、決算書の勉強をお勧めしたのは、金持ち父さんがマイクとロバートさんに、その重要性を強く説いていたからです。
実際、ファンダメンタルな投資においては、決算書から企業の情報を得ることが非常に重要です。
師匠である金持ち父さんが言うのだから勉強しようという気になれるのです。
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