プログラミングの学習方法には、様々なものがあります。
- 書籍
- 学習サイト
- 動画
- オンラインスクール
- 通学スクール
このくらいバリエーションがあります。
中でも挫折しやすい学習方法としては、書籍がダントツに高いです。
初心者には難しい内容のものが多く、著者によって偏った説明になっていたりしますし、文字を読んでいると眠くなってしまうということもあるでしょう。
しかし、中にはよくできた書籍もあります。
書籍には、初心者向け、中級者向け、上級者向けがありますが、お勧めなのはどのレベル者向けなのかということよりもわかりやすい記述かどうかが大事です。
私がお勧めするのが
プロを目指す人のためのRuby入門 言語仕様からテスト駆動開発・デバッグ技法まで (Software Design plusシリーズ) [ 伊藤淳一(プログラミング) ]
です。
この本は、プロ向けといいながらも、前半の文法解説が非常にわかりやすく、紙面も十分なスペースを取ってあるので見やすいのが特徴です。
初心者のうちは、第2章 rubyの基礎を理解する のコードをコマンドプロンプトに打ち込んでいくのが良い訓練になります。
例えば、次のようなサンプルコードが載っているので、実際にキーボードで打ち込んでいきます。
n = 11
if n > 10
puts ’10より大きい’
else
puts ’10以下’
end
#=> 10より大きい
これは、与えられた数値(ここではnのこと)が10よりも大きい場合に処理を実行するというコードになります。
最初のうちは何のことやらという感じでわかりませんが、とにかく手を使ってコードを打ちまくっていると、だんだんしみこむように理解が進んでいいきます。
ちなみに、
第3章以降の自動化に関しては内容が高度になってくるので、他の書籍やネットの記事を参考にしながら進めていくのでいいでしょう。
つまり、プログラミングの教材というものは、どのような媒体であれ、
「これさえやっていればいいという教材はない」
ということです。
一つの教材の足りないところを他の教材で埋め合わせていく作業が重要です。
「プロを目指す人のためのRuby入門」は、読者のプログラミング技術が上がっていくと、さらに深く読み込んでいける教材なのでお勧めです。