山梨県内の60代会社員男性がコンビニエンスストアでのアルバイトを保健所に隠していた問題があった。感染者のプライバシー保護は重要。 pic.twitter.com/ZriRu1EzTK
— SAM (@netdemoukeruSAM) March 16, 2020
新型コロナウイルスに感染した会社員が、コンビニで副業バイトをしている事実を保健所に隠していた事実が判明しました。
これは起こるべくして起きたことです。
この会社員が副業を隠した理由はひとつ。
「会社に副業が発覚するのをおそれた」
ということです。
私はこの会社員の気持ちはすごく自然なことだと考えます。
副業元年だとか、働き方改革だといいながらも、今の会社は副業に対してネガティブな感情しかありません。会社だけでなく、会社にいる人の多くも同様です。特に年配の上司は副業なんて考えたこともない世代が多いのです。
副業は会社に対する裏切りぐらいに言われたり、仕事ができないから副業なんてものに手を出す
などと見当違いな評価をされます。
中には、就業規則の中で、いまだに副業禁止にしている企業もありますので本当にたちが悪い。
副業禁止って、そういう会社は十分な給料を社員に払っているかというと全然そんなことはないのが常です。今回の会社員は60代とのことですが、おそらく低い収入だったことがうかがえます。
こんな状況の中で、今回の会社員は副業している事実を否定してしまったわけですが、はたしてこれを100%否定できるでしょうか?
副業なんて考えたこともない知事やそこそこの収入を得ている人は、真っ向から否定するでしょう。
人間は自分の立ち位置からしか物事を見ることができないからです。
感染拡大のリスクを考えれば、もちろんこの会社員のしたことはよくないことですが、システム的に感染者プライバシーが守られる状態を確保してほしいものです。
今回は、副業がバレるか否か?という話でしたが、これは副業以外の話に限りません。
なんの違法性もないが、他人に言いたくない行動履歴ってあるじゃないですか?
感染したら、行動履歴をあらいざらい、さらさなくてはいけないのは酷なことです。
人の情報は必要な範囲内で保護されることを願うばかりです。