高評価

amazonでの出品については、出品者の評価が売れ行きに影響することは、よく知られています。

最初は、評価依頼のメールを購入者様に送っていました。
図々しくも、「問題がなければ5の評価をいただけるとうれしいです」なんて書いたりしていました。

でも、評価してくれる人は、少ないです。多くはスルーされます。
それもそのはず、評価をしても購入者にはメリットがないからです。
評価をしてくれたら、キャッシュバックをするという手法はありますが、これで3の評価だったらどうするのでしょうか?と思います。

3はマイナス評価なので、4以上にしてくださいとは、もはやお願いできません。

したらそれは規約違反となります。

そもそも、評価をしてくれたらキャッシュバックということ自体も、推奨できないグレーな手法だといえます。

本来の返金処理システムの使い方ではないからです。

まずは、評価に値するような仕事ができるようになってから、自発的に評価が付けられることが理想です。
そのためには、数多くのお客様と取引をすることが必要となります。

お客様の中には、きちんと評価をしてくれる方もいます。
たくさん取引をすれば、高評価をしてくれるお客様に巡り合えます。
そして残念ながら、低評価をつけるお客様もいます。

それは当然のこともあります。

例えば、商品の誤送は確実に低評価になりますので要注意です。
私は、FBAを利用しているので、商品の誤送は今のところありません。

FBAではラベルの貼り間違いをしない限り、誤送は起きにくいリスクです。
なので今のところ、悪い評価を自発的につける購入者様はいません。

購入者様にとっては、出品者の評価など、関心のないことです。
買いたい商品に嘘がなく、滞りなく到着すれば、それでいいのです。

出品者の売り上げなど関係ありません。
自分が購入する立場であったら、きっとそのように感じるでしょう。

サービスは良くて当然、悪ければ二度と買わないというのが購入者の心理です。
以前、あるネットショップで「バーゲン本」というのを購入したことがあります。

せどりの仕入れで、同じ本を3冊購入しました。ところが、バーゲン本というのは、その名のとおり安い本ですが、なんとも傷が目立つ本でした。おまけに本の側面には、バーゲン本であることを示す印(Bという文字)が押されていました。

印が押してあることを知っていたら、購入するはずはありません。商品価値はゼロですから。

返品しようか迷いましたが、キャンセルは送料が自己負担だとのこと。それにめんどくさい問い合わせフォームに入力したり、場合により電話で文句をいわざるを得なくなって嫌な気分になることが予想されました。

ちなみに交換もありましたが、印の押された同じ本を贈ってこられると思い、やめました。

結局、泣き寝入りしました。本はブックオフに売ると、一冊20円になりました(泣)。

そして「そのショップは二度と使わない」と固い決心がきざまれてしまいました。

この一件は、勉強になりましたが、もし自分のショップでお客様が同じ思いをさせてしまったらと思うとゾッとしました。

良い評価を貰いたい気持ちは分かりますが、まずは悪い評価を貰わないようにすることが先決です。