プログラミング学習は挫折率が高いといわれています。
一説では90%ともいわれていて、ほとんどの人がすぐにあきらめてしまうといっても言い過ぎではない状況です。
その理由は、理解できるまでの、あの訳がわからない絶望的な感覚にあります。
英文字がたくさん並んでいて、最初はその英文字を訳も分からずに写経していく作業はとても退屈で先の見えない感覚にとらわれるものです。
わからないことがあっても、そもそも何が分からないのかわからなかったり、分からない部分を正確に説明して質問することが難しかったりで、未解決のことが常に頭に引っかかっていて気持ちが悪いのです。
情報発信している人の中には、
「プログラミングは数か月で習得できる」
みたいな発言をしている人がいますが、全員に言えることではない点に注意が必要です。
もちろん、ほんとに数か月でプログラマーになれる人もいます。
プログラミングを数か月で習得できる場合としては、以下の場合があります。
- すでに他言語を習得している人があらたに言語を学んでいる
- 一日中プログラミング学習に時間を充てることができる環境にあり、かつモチベーションが高く維持できているとき
- 英語の読解力があり、英文を読むことが苦にならない
- 年齢が30歳以下くらいで、プログラミングが好きで、その必要性が理解できている
これらの条件に該当する場合は、数か月でプログラミング言語を習得できる可能性は高まります。
該当しなかった人は、マスターまでもう少し時間がかかると思ったほうが精神衛生上よいでしょう。
早い人で一年、通常は2年くらいはかかるというのが実感です。
未経験の社会人なら特に・・・
もっと長い目でみることができればさらに挫折率は低くなります。
継続は力なりですよ。
3年くらいみることができれば、多少センスがなくたって最終的にはプログラミングができるようになります。
これは、長期投資の考え方と似ています。
問題は、継続できるか?ということですが、そこに工夫の余地があります。
すぐにウェブ業界に転職したいとか、できるだけラクに稼げるようになりたい人にとっては向かない方法です。
実務経験のない人が就職しようとする場合、学習に時間をかけるよりも、まずは企業に入社して研修で鍛える方が効率がいいからです。
ただし、入社するには年齢が40近い場合は無理があります。
実務経験がないのに年齢が高いのは、例え人手不足のウェブ業界といえども雇ってくれにくいわけです。
フリーランスとして、もしくは雇用されるプログラマーにはれないかもしれないが、プログラミングをあきらめる必要はありません。
使える技術が身に就いたら、それをインターネットの世界で、自分のために使って、お金に換える方法を模索すればいいのです。
そもそも、IT企業が求める人材になろうとするからハードルが上がって、無理をさせられるはめになるんです。
就活で、嘘や盛った話ばっかりの志望動機を並べている学生と同じですよ、これじゃあ
そんなふうに、自分を偽るよりも、もっと的をしぼってプログラミングの勉強をした方がいい。
例えば、
「railsとHEROKUを使って簡単なメモ帳アプリを公開する」
というシンプルかつ具体的な目標であれば、ゴールはだいぶ近くなります。
私は、今やっている動画教材が、まさにこのテーマで、毎日プログラミングの楽しさを実感しながら、かつネットビジネスも並行して行えています。
これが、プログラマーとして就職しようとすると、途端にハードルが高くなるばかりです。
チームを組んで仕事をするのだから、きれいなコードがかけなければだめだとか、常に最新の技術にリーチしていないと人材としての価値がないとか、しんどいことばかりかんがえるようになってしまう。
私の場合、年齢的に就職は難しいので、就職はあきらめています。
それよりも、自分でプログラミングのスキルを使った集客の方法を探すほうが楽しいし、現実的だと思うんです。
- 無理をしないで、プログラミングを楽しむ
- 時間をかけてプログラミング技術を育てて、自分のために活用する
こういう姿勢が大切だと感じています。
最後に、プログラミング学習の初心者が、教材に取り組む際に注意す点を述べます。
1.メイン教材を少数にしぼる
あれこれ教材に手をだしても時間がなくて消化できませんし、一つか二つの教材を集中して繰り返した方が効果が高いです。
補助教材を購入することは、もちろん有意義ですが、あれもこれも全部こなそうとしても、まず無理なのであくまでメイン教材フル活用して、分からない部分をググるなり、補助教材で補う形がベストです。
2.一日の学習時間を長くし過ぎない
同じ学習を繰り返していると、どうしてもあきてくるので、その結果効率の悪いダラダラした学習になりがち。
いくらプログラミングが楽しいといっても課題をやり続ければあきる。ただし、時間を開ければ、またやりたくなる。
3.少しでも毎日学習する
週末にまとめて時間をとって学習するよりも、一日一時間など毎日少しでずつでもいいのでコンスタントに学習するほうが効果性が高い。
4.他の仕事などで疲れているときの学習法をストックしておく
例えば、動画教材を見るだけの学習法など
5.あれこれ他言語に手をださない
学習時間は有限なので、あれこれ手を出しても進まない。初期のうちはとくに手を広げない。ただし、htmlやcssなどの他言語やツールの基礎知識が必要となる場合は、必要な範囲で他の技術的な学習をする。
まとめ
以上が、プログラミング学習の挫折率を否定して楽しくなる方法ですが、プログラミングのスキルは、就職するための手段として考えすぎてしまうと、常に最新の技術を追い求めなくてはならず、つらい状況になります。無理をしないで、やめないことが楽しく続けるコツです。